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ㅇ展示タイトル:2022年ダーティスト《イ・ギョジュンのラティオ(Ratio)》展
ㅇ展示期間:2022年6月14日(火)~10月3日(月)〔展示期間112日間〕
ㅇ展示会場:大邱美術館 第2展示室、第3展示室、ソンクンガーデン
ㅇ出展作家:イ・ギョジュン(李敎俊:1955∼、大邱)
ㅇ展示規模:絵画、写真、立体など140点余り
 
 
本展示は、大邱美術館において2021年から開催しているダーティスト(DArtist)展のシリーズです。韓国の大邱・慶尚北道地域を拠点として精力的に制作を行っている芸術家(アーティスト)たちの制作活動を支援し、彼らの作品世界を紹介する場として企画されました。本年度選ばれた作家イ・ギョジュン(李教俊)は、アーティストとして活動を初めてから40年間、絵画の本質を成している基本構成の要素について絶えず思惟し、理性的に探求する作品を数多く制作してきました。
 
本展示のタイトルとなっている《イ・ギョジュンのラティオ(Ratio)》の「ラティオ(Ratio)」は「理性」を意味しますが、「理性」とは、これまで彼の40年間の作品世界の要素に含まれる言葉のうちの1つであり、ギリシャ語の「ロゴス(Logos)」を翻訳したラテン語です。即ち「理性」という意味を持つこのタイトルは、イ・ギョジュンが構築した芸術世界を代弁しているのです。
 
イ・ギョジュンは、1970年代後半から現在に至るまで、写真、設置(インスタレーション)、立体、絵画などのメディアを通じて地道な制作を行ってきました。特に1990年代以降からは、線、面、色のような造形の基本要素で節制された形態と構成で幾何学的な表現の世界を拡張する作品を発表し、独自の作品世界を築き上げました。この度の展示では、イ・ギョジュンの未公開最新作と共に、これまでの作品をシリーズ別に構成しており、彼の作品世界を立体的に触れてみようと思います。
 
作家イ・ギョジュンの言葉のように、非常に平凡な垂直と水平の線が作り出す格子と簡潔な色などの造形は、私たちの暮らしの中で常に共にしている要素です。この展示は、作家自らの方法により造形世界を構築したイ・ギョジュンの制作活動における独創性はもちろん、彼の作品における美術史上の意義を探る場となることでしょう。
 

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